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ジオファイバー工法とは
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3つの技術を組み合わせた「連続繊維複合補強土工法

ジオファイバー工法とは、環境に優しい法面安定工で、
 1.「連続繊維補強土工」
 2.「地山補強土工」
 3.「植生工」

これら3つの工法を組み合わせた『連続繊維複合補強土工法』です。

連続繊維補強土工は、砂質土と連続繊維(ポリエステル)をジェット水とともに噴射・混合させて、法面に厚い土構造物を構築します。また地山補強土工は地山内に鋼棒の抵抗体を埋め込むことで、地山自体の抵抗値を高めるとともに、連続繊維補強土と地山との一体化をはかるものです。また、植生工は、連続繊維補強土の表面に施し、樹林化など質の高い植物環境を形成させるものです。

太郎田橋上部工架替工事
ジオファイバー工法の特徴
環境に優しく、強靭な土構造物で擁壁・法面を構築
ジオファイバー工法の大きな特長は、砂質土と繊維を混合した連続繊維補強土にあり、擬似粘着力の付与により、せん断強度が大きく粘り強い土構造物が法面を保護します。従来のブロック積み擁壁やモルタル・コンクリート法面にはなかった、緑豊かな景観や自然環境にやさしい法面を創造します。
ブロック積み工に代わりジオファイバー工法で擁壁形状タイプを施工
↑連続繊維補強土の施工状況 ↑施工完了後、緑の法面が完成
従来工法に代わりジオファイバー工法で法面保護タイプを施工
↑緑の法面が完成(例1) ↑緑の法面が完成(例2)
従来工法との違い
 独創的なジオテキスタイル技術
専用機械を使って砂質土と連続繊維を同位置に吹付る連続繊維補強土は、砂質土に疑似粘着力と変形抵抗性を持たせた独創的なジオテキスタイル技術です。
連続繊維補強土は、砂質土と連続繊維との相乗効果によって、粘土以上のせん断力を持つほか、分厚い自立性のある補強土層が構築できます。また、施工は、連続した機械化施工で、施工性にも優れます。
↑連続繊維補強土に使用する繊維は、回収ペットボトルを原料とした、再生ポリエステルのマルチフィラメント連続繊維を使用しています。 ↑連続繊維補強土内に植物の根が伸長している状況
ジオファイバー工法のメリット
1.せん断力の強い強靭な土構造物を作ります。
砂質土に連続繊維を混入させた連続繊維補強土は、せん断強度の増加や耐侵食性を有し、法面保護用補強土として有効です。
急勾配法面にも、厚い土構造物を安定的に造成することが可能です。
連続繊維にはポリエステルを使用し、通常の使用条件のもとでの十分な耐薬品性および耐熱・耐寒性を有しています。
「地山補強土工」と 「連続繊維補強土工」、さらに「植生工」を組み合わせることで、安定した法面環境を創造することができます。
2.埴生の導入が容易です。
分厚く築造された連続繊維補強土内には、植物の根系が奥深く伸長することができるため、草本植物から木本植物まで、緑化目標に応じてさまざまな植生の導入が可能です。
植物の導入方法は、種子による導入や苗木・枝などの植裁も可能で、周辺環境と調和した質の高い緑化を実現します。
↑草本による緑化 ↑苗木植栽工 ↑木本植物導入による緑化
3.多様な崩落形態に対応できます。
連続繊維補強土は、砂質土に連続繊維を現位置で混入して築造するため、築造形状は自由度が高く、凹凸のはげしい地形などにも築造できます。
↑施工前
 部分的に崩壊した法面
↑完成
 ジオファイバー工法で原型復旧
4.機械化施工により工期短縮が可能です。
連続繊維補強土の施工機械は、「ハンディータイプ」と「ロボットタイプ」があり、施工規模・施工条件に合わせて効率的な機械化施工が可能です。
↑ハンディータイプ ↑ロボットタイプ
5.資源の有効利用が可能です。
連続繊維補強土に使用する砂質土は、砂質系現地発生土を有効利用することが可能です。
連続繊維は、回収ペットボトルを原料とした再生繊維を使用し、資源の有効活用をしています。
↑日常生活で利用された
 ペットボトルを回収
↑回収ペットボトルを原料とした
再生繊維
↑再生用
  プラスティックペレット
↑再生排水材
施工システム
連続繊維補強土の施工システム概要
連続繊維補強土の施工は、砂質土を供給するシステムと連続繊維を供給するシステムによって行われます。砂質土は、高圧空気によって繊維の噴射先まで搬送し、繊維と直接噴射・混合されます。また、連続繊維は、繊維供給装置(スレッドフィーダー)に格納された糸巻きから、高圧水とともに噴射ノズル(エジェクター)によって噴射されます。
それぞれの使用量は供給管理装置で施工時に管理します。
↑砂質土の供給プラント(空気圧送方式)
↑スレッドフィーダー(繊維供給装置)
使用目的・施工規模・施工条件に合わせて、施工システムを選定します。
施工システムは、使用目的や施工規模、施工条件などに合わせて2タイプの機械から最適な方式を選定します。特に大規模工事にはロボットタイプが望まれますが、ベースマシーンの走行に有効な路幅と整地された地盤の検討が必要になります
↑ロボットタイプ ↑ハンディタイプ ↑造成模式図(連続繊維は均等均一に分散されます)
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